投資家心理と市場の動き

株式

投資家心理とは

  投資家心理とは、主に【投資を行う際に発生するトレーダーの欲望や願望、恐怖などの人間本来が持つ心理】のことです。人は常に論理的かつ合理的に行動することは難しく、やはり本来は動物でありますから、「感情」が作用することで、時には非合理的、非論理的な行動をしてしまうのです。そして、そのような人間の心理を軸に置いて人の投資行動を分析することは、【行動ファイナンス】と呼ばれます。株価は当然理屈や理論通りには行かず、簡単には予想できないものであるにもかかわらず、自分にとって肯定的な情報ばかりを集めようとしてしまう行動が、そのまま投資家心理に悪影響を与えてしまい、損をしてしまうのです。

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投資家心理と市場の動き


  金融市場で株式や為替、商品を取引する投資家は、可能なかぎり短い期間で最大の利益を得るために、それらのトレンドに関する予測を試みています。ですが、必ず利益になるような予測を積み上げるのは事実上困難であり、不可能だと考えています。それにも関わらず、世界中の投資家、トレーダー、アナリストは、自分の仕事を正しく理解していると自信過剰になり、市場で起こっていることをコントロールできると信じてしまうのです。この考えこそが【投資家心理】そのものであり、損失へと繋がってしまうのです。

  百戦錬磨の金融アナリストや機関投資家でも間違いのない予測をするのは不可能であり、確実なものはありませんが、投資はあくまで長期で行うものだという考えを根底にもてば、初心者でも将来の不安を消し去るほどの資産を築き上げるのは難しいことではないでしょう。そして、初心者は、株価の値動きなど短期的な利益を追い求めるトレーダーではなく、投資先の成長や価値の向上を重視し活動する投資家だという自覚を持つkじょとが何よりも大切になります。

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最後に

  このように、人間が投資を行う以上、そこには【感情】や【欲望】が絡むことになり、投資に関する経験や知識が比較的乏しい人ほど、それによって引き起こされる損失や悪影響は大きくなってくるでしょう。そのため、初心者は長期投資を念頭に、多少の損失や市場の動きに敏感になりすぎることなく、冷静に資産を積み上げていく事が大切になっていきます。

  ※投資にはリスクがあります。必ず投資者自身の判断と責任において行ってください。

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