配当金の戦略ってどうするの!?

株式

投資における配当金とは

  投資というと、基本的な利益の上げ方としては【安く買って高く売る】キャピタルゲインに目が行きがちですが、実際は【保有すること】によって得られるインカムゲインも資産形成において大きなインパクトがあります。

  そして、資産を保有することで得られる方法の一つに【配当金】があります。配当金が得られる投資先は基本的に企業が発行する株式への投資となりますが、他にも投資信託や、最近では仮想通貨を保有することで報酬を得られるステーキングなどがあります。株式を発行した企業は、一般的に利益を上げると株主にその一部または全部を分配し、株主は保有株数に応じて配当金を受け取ることができます。みなさんが活用されるような証券会社のオンラインサービスでは【銘柄スクリーニング】を提供している所がほとんどかと思います。その機能を使うと、配当利回りが高い銘柄を簡単に探すことができます。降順などの並び替えも自在で、条件の保存もできるので、いつでも好きな設定で探し出すことができますので、ぜひ試してみてください。

株式投資を学ぶならファイナンシャルアカデミー

配当金生活とは

  配当金と言われ、まず思い浮かぶのは【配当金生活】という言葉ではないでしょうか。配当金生活とは、株式投資などによる配当金収入だけで生活すること、いわゆる不労所得のことです。配当金を得る方法としては、他にも不動産投資などもありますが、選択肢が多いことや流動性が高いことから株式投資が主流です。基本的にキャピタルゲインは一度だけ(株の売却時)なのに対し、配当金は無配当の場合を除き毎年(または毎期)受け取ることが可能であるため、生活費に充てる収入として適しています。そして大切なのは、ある程度の金額になるまでなるべく配当金を引き出さないようにし、また株への投資資金は減らさないことが前提です。加えて、会社によっては配当金を出さないところもあるため、必ず確認してから株式を購入するようにしましょう。

松井証券の日本株取引~手数料0円から~

配当金を得るメリット・デメリット

  配当生活が実現した際の最大のメリットは、なんといっても収入増加による生活基盤の安定、そして不労所得を得られるということです。それによる生活基盤の安定は、案の定精神面の安定にもつながります。多くの人が老後に不安を感じていることは周知の事実ですが、実際の無作為による調査でも、回答した全体の84.4%が自分の老後生活に「不安感あり」と回答しています。そして、具体的な不安内容のトップは「公的年金だけでは不十分」が82.2%と最も多い回答となりました。この結果から、多くの人が老後の年金だけでは心もとないと感じていることがわかります。配当金生活を実現し、基本の収入にプラスすることができれば、生活にゆとりが生まれるでしょう。

  一方、デメリットとしては、効果を有効なものにするには長期的な目線が必要になることです。そもそも、配当生活を送るためには、毎月しっかりと配当収入が入るような仕組み作りをしなければなりません。そのためには、コツコツと投資をしていくだけでなく、投資や企業に対する正しい知識を身につける必要があるのです。そうしなければ、なぜ高利回りなのかがわからないまま投資をすると失敗してしまうことが起きてしまうので、十分に注意が必要です。

最後に

  このように、配当金はキャピタルゲイン目的の投資と比較して大きな利益は狙えませんが、リスクが低く、安定した収入が見込めます。また、配当金の支給時期や利益を予測しやすく、投資家は長期保有するケースが多いという特徴もあります。そのため、投資初心者の方はまずは配当金目当ての株式投資から資産運用を始め、一つずつ経験を重ねていくことが大切でしょう。

  ※投資にはリスクがあります。必ず投資者自身の判断と責任において行ってください。

大人の金融勉強会

タイトルとURLをコピーしました