キャピタルゲイン・インカムゲインって何!?

資産形成

キャピタルゲインとインカムゲインの違いは?

  まず、キャピタルゲインとは何なのでしょうか。キャピタルゲインを簡単に言うと、保有している資産を売却することによって得られる売買差益のことです。例えば、株価10万円で購入した株式が15万円になった際に売却した場合、お分かりのように差額5万円(手数料・税金を除く)がキャピタルゲインになります。キャピタルゲインは、株や債券に加え、不動産や金をはじめとする貴金属を売買することでも得られる可能性があります。

  キャピタルゲインはインカムゲインに比べ、利益が大きくなる可能性があります。例えば、株を例にとった場合、高配当な株式でも株価の3〜5%程度が一般的ですが、売却した場合、購入した金額を大きく上回り、利益が大きくなる可能性があります。ですが、注意する点として、インカムゲインはマイナスになリマ選が、保有している資産を売却する場合は、価格が下がり損失を被る可能性もあります。

  では、続いてインカムゲインとは何かを見ていきましょう。先ほど、キャピタルゲインは【保有している資産を売却することによって得られる売買差益】と述べましたが、資産を保有していることによって得られる収益(利息や配当等)をインカムゲインといいます。投資を長年されている方はインカムゲインに比重を置いていることが多く、その理由がインカムゲインが不労所得と呼ばれるためです。 配当金や不動産などの家賃収入で、資産を保有している間に利益を得ることができます。 このような投資の利益で日々の生活費をまかなうことをインカムゲイン生活と呼ばれています。

受講生の約9割がプラスの運用実績

それぞれのメリット・デメリット

  キャピタルゲインのメリットは、短期間で大きな収益を狙うことができる点です。株式では株価が数倍になる銘柄もあり、不動産だと数年から数十年後に土地が暴騰し、うまく売却することで大きな利益を得ることができます。その反面デメリットとして、価値が暴落し、大幅な損失を抱えるリスクもあります。例えば、数十年から数百年の出来事、リーマンショックやコロナ禍などが起こった場合、資産価値が一気に下がり、利益が大きく目減りすることになります。そのため、キャピタルゲインを狙う資産運用は、専業として投資活動を主な収入源とできる人や、リスクが大きくてもハイリターンを狙いたい人に向いています。

  一方、インカムゲインのメリットは、資産を保有しながら安定的に利益を得ていくことが可能な点となります。加えて、売却差益を狙うわけではないので、損失を最小限にできるでしょう。キャピタルゲインは主に専業の方が行う投資方法と先ほど述べましたが、インカムゲインは時間拘束が少ないためにサラリーマンの方や兼業投資家の方が取り組みやすく、税率が低いという点もメリットでしょう。そのため、デメリットとして、ローリターンである(利益幅が小さい)という点が考えられます。このような特徴から、インカムゲインは長期投資を前提としている人や、なるべくリスクを抑えたい人に向いていると言えるでしょう。

最後に

  このように、キャピタルゲイン・インカムゲインには一長一短あり、それぞれの投資スタイルによって、その比重は変わってくるでしょう。「資産運用は難しそう」「投資は怖い」という資産運用の初心者の方は、ポートフォリオを見直し、リスクを軽減させることを考えましょう!

  ※投資にはリスクがあります。必ず投資者自身の判断と責任において行ってください。

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