リップルとは?
リップル(XRP)とは、銀行間送金向けの国際送金プラットフォーム「RippleNet」(リップルネット)を開発·提供する Ripple Labs Inc. の名称です。米カリフォルニア州に本社を置くリップル社が開発しており、RippleNet 上で使用される暗号資産(仮想通貨)で、リップル(XRP)と呼ばれます。
リップルは、国ごとに異なっている決済プロトコルをグローバルで統合し、あらゆる【価値】をEメールや情報と同様に安価かつ世界中どこへでも動かせるものにすることを目標に活動しています。そもそも現在の国際送金システムの主流はSWIFTですが、SWIFTは安全に使える一方で送金にかかる時間が長く、手数料も割高といった課題を抱えています。そこでリップルは、SWIFTの持つ課題を解決して、それに代わる国際送金手段となることを目指しているのです。2023年3月現在で、40カ国は300以上の金融機関が参加しており、またビットコインやイーサリアムといった分散型の仮想通貨に対してリップルは中央集権型の仮想通貨という特徴がある。そのため、高速で処理を実行することができるというのが最大のメリットと言えるでしょう。
リップルの特徴
このようにオンラインに特化したリップル(XRP)ですが、その特徴は大きく分けて3つあります。
- 中央集権型の暗号資産(仮想通貨)・・・他の記事でも紹介しましたが、ビットコインやイーサリアムなどの主要な仮想通貨は管理者がいない分散型となります。それに対してリップルは、発行元であるリップル社が管理・運営を行っている中央集権的な仮想通貨となります。また、リップルは上限の1,000億枚分をすべて発行済みであり、そのうちの過半数を超える630億枚をリップル社が保有している形になります。
- 取引処理にかかる時間が短く、取引コストも安い・・・リップル社が公表しているデータによると、1回の取引あたり3.3秒で送金が完了し、手数料はわずか約0.0004ドルに抑えることができるとされ、この送金スピードと手数料の安さは、法定通貨だけでなく他の主要な仮想通貨も上回っています。このような優れた性能を発揮できる要因は、リップルのコンセンサスアルゴリズムにあります。コンセンサスアルゴリズムとは、取引を検証して合意形成を行う方法のことで、例えばビットコインでは取引の検証時に、不特定多数のネットワーク参加者の力を借りて膨大な計算をおこなうため、処理に時間がかかってしまうデメリットがあります。それに対してリップルは、信用のおける少人数に検証・承認作業を任せる仕組みになっていますので、取引の高速・低コスト化を可能にしています。その仕組みによって、リップルは取引にかかる手数料が低く、取引にかかる時間も数秒で完結します。
- ブリッジ通貨としての役割・・・ブリッジ通貨とは2つの通貨をつなぐ橋渡し的な役割を果たす通貨のことを意味しており、国際送金を主な活用方法として使われます。従来の国際送金では中継する銀行が必要になるため、手数料が多くかかり、送金するにも1週間程度時間がかかることも多いです。しかし、リップルを利用することで、手数料を安く抑えることができ、手続きもよりスピーディーに行うことができます。
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最後に
このようにリップルは、国際送金手段としての普及を目指している仮想通貨であり、取引処理にかかる時間が短く、取引コストも安いことから、国際送金手段に適しています。リップルを用いた国際送金ネットワークはすでに実用化されており、着実に普及が進んでいます。2023年からはリップルの価格も上昇基調を見せており、この機会に資産形成の一つとして選択するのもアリですね!
※投資にはリスクがあります。必ず投資者自身の判断と責任において行ってください。