HBAR(へデラハッシュグラフ)とは
Hedera Hashgraph(HBAR)とは、分散型台帳技術「Hashgraph(ハッシュグラフ)」を開発するプロジェクトです。そもそも、分散型台帳技術とは情報を保存する台帳を中央集権的なサーバーではなく、多数のコンピューター(ノード)に分散させて保存する仕組みです。この技術により、コンピューターの世界で情報を安全に共有することができ、取引の透明性やセキュリティに優れているという大きなメリットを得ることができます。また、分散型台帳技術の例としては、皆さんも耳にしたことがあるでしょう【ブロックチェーン】挙げられます。Hashgraphの開発は2015年から始められており、2019年にHederaのメインネットがローンチされました。そして、Hederaネットワーク上では仮想通貨【HBAR】が用いられます。
HBAR(へデラハッシュグラフ)の特徴
前述したように、Hedera(ヘデラ/HBAR)では、独自の分散型元帳テクノロジーを採用しています。BTCなどで採用されているブロックチェーン技術の代わりに、【DAG】という新しい技術を利用することで、これまでのブロックチェーンの問題点を補えるようになりました。DAGでは、取引データを直接ランダムに接続して管理する特性があり、ブロックやマイニングといったものは存在せず、複数のデータを同時に処理することが可能になります。これによって、いつでもスピーディーかつ低コストでデータを処理できるため、ブロックチェーンに次ぐ次世代の技術として注目が集まっています。
このような素晴らしい技術は世界的にも注目されています。Hederaは、【へデラ運営審議会】と呼ばれる組織によって運営されていますが、この組織には多くの大企業が加わっているのです。GoogleやIBM、日本からは野村HDなど、世界の名だたる一流企業がその運営に関わっていることで、企業からの期待感も伺えます。
そしてなんと、Hederaの技術は新型コロナウイルス対策にも活用されています。2021年にイギリスのHospital Groupでファイザー社のワクチンを管理するためにHedera Hashgraphが使用されたのです。具体的には、温度計に設置されたセンサーが自動的にHedera Hashgraphにデータを送付・記録するという仕組みを作ったことで、人間によるエラーをなくすことに成功しました。また、Hederaの技術を用いることで、ワクチンの管理状況や供給状況を簡単に記録し、低コストでワクチンを管理することが可能となったのです。そして、ワクチンの効果や被験者から得られるデータの信憑性を担保するために、情報が改ざんされていないことの証明としてHederaの分散型台帳技術が利用されています。
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最後に
このように、Web3.0や暗号資産の業界では新規通貨や新規サービスが日々登場し、またアップデートされ、私たちの未来に大きな可能性を与え得る存在となっています。ですが、概念自体もまだ発展途上であるため、今後の技術の進展によってはシステムが変わったり、解決すべき新たな問題も生まれてくるでしょう。そのためには、NFTやDAOをはじめとするWeb3.0に関する重要情報を常に仕入れるようにし、持っている知識をアップデートする姿勢が大切になるでしょう。
※投資にはリスクがあります。必ず投資者自身の判断と責任において行ってください。