FXとは？
FXはForeign Exchange（外国為替）の略で、例えば旅行の時に日本円を旅行先のお金に両替するように、ある国の通貨を別の国の通貨に交換することを意味しています。日本でFXは【外国為替証拠金取引】とも呼ばれており、取引額の一部に相当する証拠金を預けることで【外国為替】の取引を行えるのが大きな特徴です。これは、少額で大きな金額の取引ができることを意味しており、【レバレッジ効果】と呼ばれています。FXは金融商品取引法に守られた金融商品であり、金融庁による厳しい審査を通過し登録を受けた業者でなければFXサービスを提供することはできません。
FXの仕組みと得られる利益
それでは、例えば円と米ドルを交換するとき、1ドルは何円になるのでしょうか？この時のドルの価値を表したものが、皆さんもお聞きになったことがあるでしょう、「為替レート」と言います。テレビや新聞で「１ドル＝100円」などと言うことがありますが、これは「1ドルの価値は100円と同じです」という意味があります。そしてご存知のように、この為替レートは日々同じというわけではなく、刻々と変化しています。
特に投資初心者の方は【FX＝難しそう】というイメージを抱きがちですが、世界の国々の通貨を交換するという点では、海外旅行の際に行う外貨両替の原理と全く同じです。海外旅行においても、出発時に交換した外貨を再び両替して円に戻す際、帰国後に円安(外貨の価値が上がり、円の価値が下がること)が進んでいれば、為替レートが変動した分だけ多くの日本円が戻ってきます。逆に円高が進んでいると、為替レートが変動した分だけ戻ってくる日本円は少なくなります。
同じようにFXの取引でも、為替レートの変動に伴って利益が得られます。FX投資家は日々変化する為替レートを見ながら、安いときに買って高くなったら売る、という取引をして利益を得ることができるのです。この通貨の価値の差で得る利益を為替差益（スポット益やキャピタルゲイン）といいます。
もう一つは、【スワップ収益（インカムゲイン）】と呼ばれるものがあります。スワップ収益は金利のようなもので、低金利の国の通貨を売り、高金利の国の通貨を買うことで得られます。
例えば、A国(金利10％)とB国(金利1％)の2国の通貨ペアがあるとします。 低金利のB国の通貨を売ってA国の通貨を買うと、それだけで2国間の金利差(この場合9％)が収益になります。 為替レートが上がるか下がるかはここでは関係ありませんし、高金利通貨を保有しているだけで、日々スワップ収益が発生するというメリットがあります。スワップポイントが1日あたりいくら得られるかは、取引業者であるFX会社によって異なりますので、スワップ収益を狙っている方は要チェックです！
最後に
このように、FXには２種類の利益獲得方法があります。一見難しそうに感じますが、仕組みを理解し、少額ずつトライすることで着実に利益を積み上げる可能性が高まります！まずは大きく儲けようとするのではなく、FXに慣れていくことから始めてみましょう！
※投資にはリスクがあります。必ず投資者自身の判断と責任において行ってください。
