Web3.0の未来を覗いてみよう!Part.2

WEB3.0

Web3.0ができるまでの背景と歴史

  Web1.0とは、【WEBが誕生した頃のインターネット】を指す概念です。情報の発信を希望するユーザーと閲覧を希望するユーザーの二者が固定的に限定されていた時代(具体的には、1990年代中頃から2000年代中頃)に使用されており、現在では当たり前となった【WWW(World Wide Web)】が普及したことで、一個人が自身や企業のウェブサイトを作成して、さまざまな情報を外部へ発信することが可能となりました。つまり、その特徴として【情報の流れが一方向で中央集権型】であったことが特徴として見られました。

  そして次の世代のインターネットを表す【Web2.0】とは、【現在私たちが使っているインターネット】を指すものになります。具体的な年代として、2000年代中頃から2020年代前半の現在まで続いているインターネットの総称であり、その特徴として【情報の流れが双方向で中央集権型】というものがあります。Web2.0ではプラットフォームの運営者となる企業や組織が登場し、ユーザーはそのプラットフォーム上(SNS)で情報発信を行ったり、コミュニケーションを行い始めました。GAFAが提供しているサービスに加え、YouTubeやTwitterなどが登場し、データベースやサーバーなどに関する知識が無くても情報発信が容易になりました。

  このWeb2.0の誕生と急成長によって、検索、データの保存と共有、他者とのコミュニケーション、動画の閲覧などの各種サービスは多くが無料で提供され、利便性が格段に上がりました。しかしその結果、プラットフォームの運営者となる企業や組織の力は強大になり、個人情報やデータの安全性を脅かし、独占禁止法が持ち出されるなど、世界のインターネット世界を支配する現状が問題視されるようになりました。

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Web3.0の特徴

  それでは、Web3.0の世界の特徴と、その広がりによってどんなメリットが出てくるのか見てみましょう。  

  まず考えられるのが、セキュリティ性の向上です。Web3.0ではブロックチェーン技術がフル活用される事はもうお分かりかと思いますが、データをブロックチェーンで保管することにより、一度アップロードしたデータの改ざんを限りなく難しくすることができます。従来であれば、サービスを提供する企業や組織、政府などを信頼することで、システムやコミュニティへの参加、そして個人情報の提供などを行なってきました。ですが、前述の通り、Web2.0の弊害として、その透明性と説明責任に疑念が生じるようになりました。これに対してブロックチェーン技術を用いることでは、そのデータやネットワーク自体の正しさを確証し、それらが透明性によって基礎づけられていることを証明できるようになります。

  次に、通信に仲介となる組織が不要になり、データの所有が個人になるという点があります。Web2.0では、ユーザーは自身のパソコンやスマホなどの端末から、Webサービス提供会社が運用するサーバーへアクセスすることで、Webサービスを利用しています。それにより、ユーザーが意識をしないようなポイントで個人情報や行動履歴を取得および利用しているため、自身の個人情報を制限することは限りなく難しのが実情です。その点、Web3.0では、P2P(Peer to Peer)と呼ばれる方式によって、企業のサーバーを介すことなくユーザーの端末同士でネットワーク通信を行う事となり、個人情報の提供の制限や管理が比較的可能となります。例えば、中央管理者を必要としない金融仲介アプリケーション【DeFi】では、実際の取引記録がブロックチェーン上に全て記録され、現在中央集権的な役割の仮想通貨取引所を必要とせず、また手数料も払うことなく金融資産の管理を行うことができます。

  最後に、通信がよりグローバル化するという特徴があります。現在のインターネット環境は、同じサービスでも国や地域によって分散化されているため、決してグローバルな状況だとは言えません。例えば、世界中でサービスを展開しているECサイトにおいても、公式サイトのURLは国ごとに異なります。一方、Web3.0では世界中のどこに居ても同じURLでサービスが利用可能となるのです。
また、現在注目されている【DApps】(ダップス)と呼ばれる世界中の誰もがアクセス可能な分散型アプリケーションを活用することで、自由に誰もが世界中のサービスへアクセスできるようになります。加えて、匿名での利用も可能なため、企業や国が規制できないという大きな特徴もあるのです。

最後に

  このように、Web3.0は私たちの未来に大きな可能性を与え得るサービスでありますが、その概念自体もまだ発展途上であるため、今後の技術の進展によっては理解や概念が変わったり、解決すべき新たな問題も生まれてくるでしょう。そのためには、NFTやDAOをはじめとするWeb3.0に関する重要情報を常に仕入れるようにし、持っている知識をアップデートする姿勢が大切になるでしょう。

  ※投資にはリスクがあります。必ず投資者自身の判断と責任において行ってください。

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