リップルでできること
リップル(XRP)は、承認作業のコンセンサスアルゴリズムを採用しており、そのためトランザクションの承認は数秒かつ低コストで完了することから、リップル社(Ripple Labs Inc.)はリップル(XRP)を介した高速且つ低コストの送金サービスを提供しています。これにより、リップル(XRP)を仲介することで通貨を交換する送金を素早く安く行うことができます。例えば、「日本円で送金し、リップル(XRP)を介し相手の元へ米ドルで着金させる」といった国際送金ができます。 実際に行われたサービスでは、従来の自社サービスと比較して、デリバリーまでの時間と手数料を大幅に削減できたという実績があります。
特徴としてリップルは、ビットコインのPoWのように不特定多数が計算問題を解き合うような競争を必要としない分、取引の手間が簡略化され、圧倒的な承認スピードを実現することができる側面があります。また、XRPは「ブリッジ機能」を備えているため、円やドル、ユーロといった法定通貨だけではなく、ビットコインなどの暗号資産と交換することも可能です。これらの特徴から、昨今発展しているグローバル社会における大きな課題であった海外送金に一石を投じる存在となるでしょう。
リップルの将来性
暗号資産(仮想通貨)としてのリップルは管理体であるリップル社の発展にかかっていると言えるでしょう。リップル(XRP)を発行するリップル社(Ripple Labs Inc.)は、国際送金ネットワークの XRP Ledger を提供しており、世界 40カ国以上から 300を超える金融機関とのパートナーシップを結んでいます。このような背景や実需に伴い、基軸通貨であるリップルの価値の安定にも繋がると考えられ、多額の融資を受けるなど世界的にもその将来性を見込まれている企業と言え、FinTech 業界と世界の金融業界を繋ぐ有望な企業として頭角を現しています。
そして、リップル社は現在、アメリカの株式市場には上場していませんが、例えば仮想通貨取引所のCoinbaseなど仮想通貨業界でも株式市場上場を果たす企業が現れ始めていることから、期待を寄せられています。リップル社は分散型台帳であるXRPレジャー(XRPL)へのサイドチェーン追加を目指すことをすでに表明しており、これが成功することによりリップルのブロックチェーンの技術を活かしながら、また別の通貨を新規発行できるようになる他、DeFi(分散型金融)やスマートコントラクトも実装可能になるという革命的なメリットが生まれます。さらにイーサリアム(ブロックチェーン)と互換性のあるサイドチェーンも開発中であり、サービスや有用性の更なる発展につながる可能性があります。
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最後に
このようにリップルは、国際送金手段としての普及を目指している仮想通貨であり、取引処理にかかる時間が短く、取引コストも安いことから、国際送金手段に適しています。リップルを用いた国際送金ネットワークはすでに実用化されており、着実に普及が進んでいます。2023年からはリップルの価格も上昇基調を見せており、この機会に資産形成の一つとして選択するのもアリですね!
※投資にはリスクがあります。必ず投資者自身の判断と責任において行ってください。